新型コロナウイルスの流行により手洗い、消毒の意識が高まってきています。
新型コロナウイルス以外にもインフルエンザやノロウイルスなど気を付けなければいけない様々な感染症が存在します。
皆さん食事の前やトイレの後などに手洗いを行っていると思いますが、今一度きちんと手を洗えているか、効果的な消毒が出来ているかを確認してみませんか。
効果的な手洗い・消毒方法を身につけて感染症から身を守りましょう！
目次
１. 手洗い、消毒によってもたらされる効果
私たちの身の回りには目に見えない細菌やウイルスなどの病原性微生物がたくさん存在します。
それが手に付着し、口や食べ物などを通して体内に入り、病気をもたらす一因になってしまいます。
感染症を予防するために手洗いが有効というのは聞いたことがあると思いますが、手洗いをすることによって手に付着している病原性微生物の数を減らすことができます。
水洗いだけでも効果はありますが、下図の通りハンドソープを使って手洗いをすることでより病原性微生物の数を減らすことができます。
さらに手洗い後にアルコールなどの消毒液で手指を消毒することによって、より病原性微生物の数を減らすことができます。
２. 手洗い・消毒のタイミング
手洗いのタイミング
- 帰宅後
- トイレ後
- 調理前や調理中
- 食事の前
- 嘔吐物や排泄物を処理した後 など
消毒のタイミング
消毒のタイミングは基本的にいつでもOKですが、手に汚れが残っていると消毒液の効果が発揮されないため手洗い後に消毒をおこなうとベストです。
また消毒は手洗いと違っていつでもどこでもできるというメリットがあるので、手の衛生が気になった時にこまめに行うと良いでしょう。
また人が良く触れるところ、水回りは病原性微生物が繁殖しやすいところですので、そういったところに触れた後は特に気を付けるようにしましょう。
３. 効果的な手の洗い方
ただ手を洗っていても下図のように汚れが残りやすい箇所が出てきてしまいます。
まんべんなく手の汚れを落とすには、毎回手を洗う順番を決めて習慣化することが大切です。
正しい手洗いの手順は以下の通りですので実践してみましょう。
■ 正しい手の洗い方
- 手を流水で濡らす。
- ハンドソープを泡立てて手指全体につける。
- 手のひら同士をこすり洗いする。
- 手の甲をもう片方の手のひらでこすり洗いする。
- 指を組んで指の間をこすり洗いする。
- 親指をもう片方の手のひらで包み込むようにこすり洗いする。
- 指先、爪の間をもう片方の手のひらにこすりつけるように洗う。
- 手首をもう片方の手のひらで包み込むようにこすり洗いする。
- 流水で十分に流す。
- 清潔なタオルやペーパータオルなどで水分をよく拭き取る。
引用：sarayacom
手を洗った後にアルコール消毒をするとさらに効果的に病原性微生物を減らすことができます。
また手荒れなどで皮膚バリアが弱っていると、そこから病原性微生物が体内に入ってくる恐れもあります。ハンドクリームなどで保湿し、こまめにハンドケアを行うことも大切です。
4. 効果的な消毒の方法
消毒液は少量では効果はありません。また消毒液が効果を発揮するには一定の反応時間が必要です。
そのため手が濡れるくらいたっぷりの消毒液を、20秒間手指全体、手首までよく刷り込むことが大切になります。
また手に目に見える汚れがある時は消毒液は効果を発揮しないので、汚れを洗い流してから消毒してください。
目に見える汚れがない時は消毒液だけでも効果があるので、その時々に合わせて使い分けることをおすすめします。
5. まとめ
みなさん日々手洗いや手指消毒をおこなっていると思いますが、せっかくなのでこの機会に正しい手洗い、消毒方法を身につけて自分の身を守れる力をつけましょう！
